
SBFレター
ブログ:Update イノベーション・ドライバーズ
DX化の常道 2022.7.20 詳細
結論を言えば、最近の先進DX化ツール・ソリューション展開領域では、下記マップで、
「Aから、Bに行かないで、まずはCをしっかり固める」という動きが主流です。先進DX型展開領域では、基盤となるIT技術・システムや事業モデルが従来型と大きく違ってきますので、C、つまり自社として事業知見が備わっている領域での垂直(Vertical)方向での先進モデルを固めるのが優先される。そのスピード勝負にもなり、この部分はその分野を押さえている新興企業のM&Aがもっぱらになっています。その上で、その既存顧客・市場の成熟具合(市場の今後の更なる発展見込み)や、新たに見えてきた成長領域との距離感に応じて、横展開としてのD領域も探る。
事業ポートフォリオの4象限整理マップ
(プロダクツ
開発軸↑)
先進 C: 先進DX型 D: 先進DX型の拡張市場展開
既存 A: 非・既存DX型 B: 非・既存DX型の横展開
現状のコア顧客・市場 拡張領域の顧客・市場 (顧客市場開拓軸→)
事業ポジションの次元シフト 2022.7.27 詳細
現時点では、下記マップのAやB的な製品サービスをほとんど持たずC、Dのみで事業展開出来ている先行的企業群はまだごく一部です。ただ、そのような企業群に通じる2つの流れがあります。一つは、事業コアがコンシュマー主導であること。もう一つはデータ常時接続のソフトウェア主導、それに起因するソリューションやサービス系展開で固めていることです。
そして、問題の次世代のE、Fの領域は何が担うかについては、私も整理未了ですが、これら2つのうねりは、確かに念頭に置きたいところです。そこに、ここでの議論と別次元の固有の先進技術・コンセプト革新の流れも加わるでしょう。
事業ポートフォリオの4象限プラス整理マップ
(プロダクツ
開発軸↑)
次世代 E: 次世代汎用展開 F: 次世代フロンティア展開
先進 C: 先進DX型 D: 先進DX型の拡張市場展開
既存 A: 非・既存DX型 B: 非・既存DX型の横展開
現状のコア顧客・市場 拡張領域の顧客・市場 (顧客市場開拓軸→)
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