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競争力形成に向けた自己診断   2022.7.5                                                                                                                         

   本題に入る前に、再度確認します。ここでいうDX (デジタル・トランスフォーメーション)とは、企業の成長発展に向けた、製品サービスの顧客向けデジタル価値の積み上げ展開です。つまり、展開するプロダクツの顧客向け価値を、そのデータ価値連鎖に即して精緻化し積み上げていくことで競争力を高めていくこと。特に、ハードウェア寄りの製品、付随サービスの提供側視点で論じています

 今回は、自社の現状確認、アプローチ事前整理、その意味での競争力形成に向けた企業における自己診断についてです。

 以下のA、B、Cの3軸で、現状と、目指している展開像を確認します。それは、今後、如何なる製品サービス、そして事業の開発・開拓をやっていくべきかに関わる可能性仮説の整理です。その際、より大胆な、背伸びした、意外な展開レベル・領域へどこまで発想を広げられるかは要になります。いわゆる「破壊的」とか「不連続」とかいう、どこか他人事みたいな、一発逆転的な展開を連想させる概念とは違います。しっかりコア事業の企画戦略範疇の話です。

 

 A.<DX型のIT製品サービス・事業ポジション>は、まずはIT系企業の話です。そして一般事業会社の場合も含めて、Aに掲げた各項目での展開に益々特化する場合です。これら一つ一つが、製品サービス一般のDX化を促すモジュール技術、コンセプトになっていますから、どれか一つに絞って深堀していくこと自体で十分先進的です。そして、これらの相互融合も重要です。なお、AI領域(「データ解析・AI処理汎用ソフトウェア」)を一項目に位置付けていますが、最近は特にこれらA領域項目の全体に亘ってデータ処理・AIレベル処理が広がりつつあります。このAI化部分が、ここでのDX化のコアでもあります。

 B.<製品サービス・事業の更なるDX化展開テーマ>は、DX化をさらに動態的に、製品サービスのアップグレード過程として捉えます。製品サービスのDX化を促したい一般企業向け項目が主体になっています。上記したDX化の意味である「顧客価値の積み上げ」という意味合いを重視した、具体的な展開項目群です。かつ、現状あるプロダクツを踏まえた、現場に即した対応策として整理しています。本ブログのDX化展開の中核アプローチです。Aの場合がまずそうですが、Bでも目指すモデルのプロダクツを外部から一気の入れて(企業を取り込んで)そのまま顧客に提供する、ないし融合開発するのが一般的です。

 C.<展開ミッション領域>は、特にオープン開発、それを世の中に訴える際の共有テーマ(こと)群です。A、B双方に関わり得ます。つまり、A、Bとも、それら自体では汎用展開であるのに対して、各々にとってのミッション領域向け横展開項目群がCです。「ミッション」(使命)という言い方は、項目1つ1つが単なる業種分類から一歩進んで業種を跨る、そして現状の業態に関わらず追及しうる、社会的に意味の大きいテーマ群という意味です。従来型の業種別分類であれば「業種向けアプリケーション」と言ったのに対して、「テーマソリューション」という意味合いを濃くします。

 個々製品サービスのDX化を超えて、企業の成長発展モデルとしてみた場合、企業の発展段階・事業規模、追及する業容に応じて、汎用領域に特化するAまたはB、そして各々ソリューション領域と合わせてAとC、またはBとCがあります。 さらに、特に業容・業態の大幅シフトを目指す場合はCのみを意識的に追及するというのが典型です。

 A.<DX型のIT製品サービス事業ポジション>・・・DX化向けのモジュール技術ベンダーの場合 

      〇 先進センサー・デバイス、半導体

  〇 エッジ処理インフラ

  〇 ITインフラ、IoTプラットフォーム基盤、5G 

  〇 データ管理、データ前処理

  〇 データ解析・AI処理汎用ソフトウェア

      〇 製品設計・デザイン (モデリング、シミュレーション、3Dメタバース)

  〇 各種業務アプリソフトウェア  

  〇 汎用ソリューション(状態監視・制御・最適化・自動化・予知的対応)

      〇 業務効率化アプリサービス

  〇 ITほか受託専門サービス、コンサルティング など

                           

 B.製品サービス事業の更なるDX化展開テーマ>・・・製品サービスのDX化を促したい一般企業の場合  

  製品サービスをDX化して顧客価値を高める典型的モデル項目群。

 各細目で、現状製品サービスの高度化開発と、完成プロダクツ・企業の取り込みの両面あり。

      

     a. 今ある製品サービスをDX的に改良する

      部材・単体機器のネット接続・デジタル化

    機器システムへのデータ処理・解析機能付加 (スマート化)

      現場業務の監視・制御・最適化

    ICT基盤へのデータ処理・解析機能付加 (スマート化) など

    b. 本格的なDX化を進める、取り入れる

      スマート機器のAI化、ソリューション機器化 (現場課題解決型化)

      〇BI的、ビッグデータ処理的データ処理・解析のAI化

      〇次世代型シミュレーション・モデリング化、仮想・拡張現実 (AR、VR、XR)

    現場業務の自動化、予知的対応化

      サービス提供のソリューションサービス化、自動化、RPA化     

      スマートICT基盤のAI化、ソリューション提供化

    IoTプラットフォーム形成 など  

            

 C.展開ミッション領域

  特にオープン開発、それを世の中に訴える際の共有テーマ(こと)。  

      〇スマート製造・産業

      〇社会インフラ安全安心

      〇医療・介護、健康管理

      ライフサイエンス

      スマートシティー

      快適住空間、スマートオフィス

      脱炭素・再生エネルギー など

                                                                                                                                                           お問い合わせ

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