安心安全、産業・社会インフラモニタリング

 

製造・プラント管理のスマート化、環境監視、災害への迅速対応

 製造やプラント現場における”スマート”な工程運用管理が一層注目度を増しています。いわゆるIoT的センシングによるデータ把握・解析が新たな段階に入っています。予知的な故障把握ほかの製造効率管理が代表的です。人工知能(AI)も駆使した金属や化学領域も含む材料分析・組成解析、生産プロセス管理、需要予測、プラント管理、画像解析技術による品質管理、ICタグ・RFID等を駆使した在庫管理、設計・組立・試験まで生産システムを一気通貫する工程管理(MES:Manufacturing Execution System)等、設備の稼働率を維持しながら多品種少量生産を目指します。CAE (コンピュータを活用した製品設計、製造や工程設計の事前検討、ツール)、その社会インフラ設計への応用としての都市計画向けシミュレーション・モデリング、AR/VR領域も中核になります。

 IoTとの親和性という意味では、監視・モニタリング対象を各種の社会インフラ、さらに自然環境や農作物に置き換えれば、そのまま環境監視、農業・食料生産の生産性向上に直結します。そして、そのような産業・社会インフラメンテナンスにおける各種収集データの性格面では、リアルタイムデータ系のみならず、間断ある点検診断データの管理・モニタリング、そこから現場にフィードすべき知見獲得に向けた解析、そのためのプラットフォーム形成は益々重要性を増しましょう。そこに、合理化自動化一辺倒に走らない、人間と機械・AIとの新共生の在り様も見えてきましょう。

・金属材料、高分子材料等の物性評価、組成分析・構造解析向けAI

 

現場のデータ把握解析による、予知的な故障把握ほかの製造効率管理

 

MES (Manufacturing Execution System製造実行システム)管理

・CAE (Computer Aided Engineering)

 

・研究開発、製造工程、品質管理段階での先進計測技術・機器、画像解析技術

​・そもそもの開発企画力、提案力

 

・データ処理能力を高めた監視カメラシステム

​・発電、送配電インフラ、システムの予知的管理

・スマートシティー・都市計画、AR/VR

・スマートビルディング、ファシリティー・マネジメント

・環境監視センシング・モニタリング、メンテナンス

・農作物生産現場での各種センシング、食の安全・安定供給

IoTが意味するもの

産業オートメーションシステム

防災、災害時の迅速対応

 

   特に日本は毎年の災害が絶えず、しかも多発傾向にあります。如何に情報インフラを充実させても、テレビやネットにその時刻に接していなければ、「一応、連絡は行くことになっている」で終わります。例えば、緊急性が高まったタイミングで、住民個々がどこにいて、どの程度のリスクにさらされているか、より早めに、個別に、より直接的に把握し、警告して、避難等の対応を促し、助力する。事前のシミュレーションに加えて、訓練、相互の想定サポート態勢の完備など、人による直接対応との融合も欠かせません。IT、IoTセンシング、その後のデータ処理対応で何ができるか。

 

SDGs (持続可能な社会)に関して

 

   SDGs (Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)が改めて注目されています。以上で述べた領域も、この項目を事業視点でとらえた内容の一部です。ポイントは、それら国連的視点に立ったテーマ群から、いかに自社事業展開に引き付けるかです。テーマの絞り込みと、事業取り組み各論への落し込み。

 それは、自分たちが展開中の内容をSDGs項目群に読み替える作業という面も含みます。社会貢献CSR的な視点とも重なりがちですが、もっと事業の収益源泉テーマに位置付け出来ないか。つまり、自社の中核事業の展開を如何にしてそのようなグローバル視点に位置付けしなおして、発信するかです。

 

SBFの主なICT応用取り組みテーマ領域:

・健康で健やかな生き生き社会 ⇒医療、ライフサイエンス

・安全安心な産業社会 ⇒スマート製造、産業・社会インフラ系エンジニアリング

 

 

 
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